イエシロアリの特徴を徹底解説|ヤマトシロアリとの違いは?

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日本には、20種類以上のシロアリが存在しており、家に被害を与えるシロアリは、イエシロアリ・ヤマトシロアリ・カンザイシロアリの3種類です。

中でもイエシロアリはほかのシロアリに比べて食害のスピードが速いため、特に危険性が高い種類です。

家の中でシロアリらしき虫を見つけ、一体何の虫か気になっている人もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、イエシロアリの特徴やほかのシロアリと見分ける方法などを解説します。

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イエシロアリの特徴

イエシロアリはシロアリ内でもコロニー(巣)内の個体数が多く、被害が拡大しやすいといった特徴があります。

シロアリの中でも危険性が高い

シロアリには、イエシロアリ・ヤマトシロアリ・アメリカカンザイシロアリなどの複数の種類が存在します。中でもイエシロアリは、特に家への被害が拡大しやすいため注意が必要です。

理由として、巣内の個体数が圧倒的に多く食害のスピードが速いことがあげられます。

巣のサイズは大きいもので直径1メートルにおよび、個体数は100万匹に達することもあるのです。

国際自然保護連合(IUCN)の「世界の侵略的外来種ワースト100」の中にも、イエシロアリが含まれています。

※出典:国際自然保護連合「世界の侵略的外来種ワースト100」

家の中でイエシロアリを発見した場合は、放っておくと被害が拡大するため、速やかに専門業者に依頼して駆除してもらいましょう。
業者の選び方や駆除の費用はこちらの記事で詳しく解説しています。

階級によって役割や特徴が異なる

イエシロアリは、女王アリや王アリを頂点に階級がわかれています。女王アリと王アリの役割は生殖活動なので、巣から出ることはほとんどありません。

下の階級には職アリ・兵アリ・羽アリがおり、それぞれ役割や特徴が異なります。

階級 役割 大きさ
職アリ
  • エサの確保
  • 巣や蟻道の作成
  • ほかのアリの世話
5~7ミリ
  • 頭部:乳白色
  • 胴体:乳白色
兵アリ 侵入者から巣を守る 7.4~9.4ミリ
  • 頭部:淡褐色
  • 胴体:灰色がかった白色から透明
羽アリ 新たな巣を作って繁殖させる 7.4~9.4ミリ 頭部:暗い褐色
胴体:黄褐色または淡黄色

職アリ

職アリは巣内の90~95%を占めており「働きアリ」と呼ばれます。おもな役割は次のとおりです。

  • エサの確保
  • 巣作り
  • 蟻道作り
  • ほかのアリの世話 など

職アリは、湿った木材や段ボールなどをかじってエサを運ぶ役割があります。そのため、家に被害を与えるのは職アリです。

サイズは、兵アリよりも一回り小さい5~7ミリです。色は全体的に乳白色で、頭部は丸みをおびています。

兵アリ

兵アリは巣内の2~3%を占めており、「兵隊アリ」と呼ばれることもあります。兵アリのおもな役割は、侵入者から巣を守ることです。

職アリに比べて頭部が大きく、硬くなっています。サイズは7.4~9.4ミリで、職アリよりも一回り大きめです。

胴体の色は灰色がかった白色から透明ですが、頭部は淡褐色をしています。

羽アリ

巣内のシロアリのうち、1~3%が羽アリです。羽が生える理由は、新たな巣を作って繁殖させるためです。

現在の巣にいるアリの数が増えると、新たな巣に飛び立つために羽が生えます。

繁殖の時期が来ると群れを成して飛び立つため、大量発生しやすい傾向にあります。サイズは7.4~9.4ミリで、兵アリとほとんど変わりません。

頭部の色は兵アリよりも暗い褐色で、胴体は黄褐色または淡黄色をしています。

おもに温かい地域に生息している

イエシロアリは寒さに弱く、おもに千葉県以西の海岸線沿いを中心とした温かい地域に生息しています。

近年では温暖化の影響により、生息地域が年々拡大傾向にあるといわれています。

6月~7月にかけて大量発生する

イエシロアリの活動に適した温度は30~35度です。羽アリは6~7月の、おもに夕方から夜にかけて見かけることがあります

イエシロアリは寒さに弱いものの、気温が6度以上あれば活動することは可能です。

巨大な球形の巣を作る

イエシロアリは、地中に巨大な球形の本巣を作ります。排泄物や土を唾液に混ぜて粘土状の素材を作った後に、網目状の層を何度も重ねて巣を完成させます。

個体数が多いため、本巣が直径1メートルに達するケースも珍しくありません。また、本巣とエサがある場所との間に経由地となる分巣を作る習性があります。

どこでも巣を作る可能性がある

イエシロアリは自分で水分を運んで木材を湿らせて食べるため、エサから離れた場所でも巣を作ることがあります。

行動範囲が広くどこでも巣を作る可能性があり、本巣と分巣をあわせると半径100メートルにおよぶことも。

食害を受けた壁や天井を剥がすと分巣が見つかるケースもありますが、本巣は地中に作るため、自力で見つけるのは難しいでしょう。

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同じ時期に飛び立つケアリとの見分け方

アリの中には、イエシロアリの羽アリと同じ時期に飛び立つ習性がある「ケアリ」と呼ばれる種類が存在します。

ケアリも家の中に発生するのでイエシロアリと間違えやすいですが、家に被害をおよぼす可能性は低いです。

イエシロアリの羽アリとケアリの羽アリとの違いは、見た目で判断できます。

  イエシロアリ ケアリ
体の形 寸胴でくびれがない 頭・胸・腹にくびれがある
胴体の色 黄褐色または淡黄色 ほぼ黒色
羽の大きさ 4枚がほぼ同じ 前方の2枚が後方の2枚よりも大きい

見分けやすいポイントは、体の形と羽の大きさです。イエシロアリの体の形は寸胴ですが、ケアリは頭・胸・腹の3箇所に分かれるようにくびれがあります。

4枚の羽の大きさが同じであれば、イエシロアリの羽アリの可能性が高いです。

また、生息範囲にも違いがあります。イエシロアリは、千葉県以西の海岸線沿いを中心とした温かい地域に生息します。

一方、ケアリの生息範囲は、沖縄を除く日本全国です。そのため、イエシロアリの生息範囲以外で見つけたときは、ケアリの可能性が疑われます。

ヤマトシロアリとの比較・見分け方

ヤマトシロアリは北海道の北部を除く日本全国に生息しているため、シロアリの中で最も被害件数が多い種類です。

巣内の個体数はイエシロアリよりも少なく、10,000~30,000匹程度です。イエシロアリのように水分を運ぶ能力がないため、エサがある場所にそのまま巣を作る習性があります。

暗く湿気がある場所を好むため、床下や浴室で巣が見つかることも多いです。

兵アリは頭の形で見分けられる

イエシロアリとヤマトシロアリの兵アリは、頭の形で見分けられます。

  イエシロアリ ヤマトシロアリ
頭の形 卵型 長円形
胴体の色 灰色がかった白色 灰色がかった白色から透明
翅・眼の有無 無し 無し
サイズ 7.4~9.4ミリ 3.5~6.0ミリ

イエシロアリの頭部は卵型ですが、ヤマトシロアリは長円形をしています。どちらも胴体の色はほとんど変わりませんが、サイズが異なります。

イエシロアリのサイズは7.4~9.4ミリです。一方のヤマトシロアリは3.5~6.0ミリで、イエシロアリよりもサイズが小さめです。

羽アリは羽の色で見分けられる

イエシロアリとヤマトシロアリの羽アリは羽の色や胴体の色、発生時期で見分けられます。

  イエシロアリ ヤマトシロアリ
羽の色 乳白色 黒っぽい
胴体の色 黄褐色または淡黄色 全体的に黒っぽい
サイズ 7.4~9.4ミリ 4.5~7.5ミリ
発生時期 6~7月頃の夕方から夜にかけて飛び立つ 4月下旬~5月頃の昼間に飛び立つ

イエシロアリの羽の色は乳白色です。それに対しヤマトシロアリは、羽の色だけでなく胴体も黒みをおびています。

両者は発生時期も異なり、イエシロアリは6~7月頃の夕方から夜にかけて飛び立つ習性があります。

一方、ヤマトシロアリは4月下旬~5月頃の昼間にかけて飛来する。

それよりも早い時期に羽アリを発見した場合は、ヤマトシロアリの羽アリの可能性が高いです。

まとめ

ヤマトシロアリはシロアリの中でも個体数が圧倒的に多く、食害のスピードも速いため、一度家に侵入されるとあっという間に被害が拡大する可能性があります。

家の中でヤマトシロアリを発見したら、専門業者に駆除を依頼しましょう。

また、市販の燻煙剤やスプレー剤を使用すると、空気中の薬剤を大量に吸い込んでしまい、健康被害をおよぼす危険性があります。

危険を察知してシロアリが別の場所に移動することもあるため、徹底的な駆除は専門知識がある業者に任せましょう。