ヤマトシロアリの生態や自宅に与える被害は?イエシロアリとの見分け方も解説

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家の中でシロアリらしき虫を見つけた人は、その正体が何か気になっているのではないでしょうか。

日本に生息するシロアリのうち、木材を食べて家屋などに被害をもたらすは、主にヤマトシロアリ・イエシロアリ・カンザイシロアリの3種類です。

このうち、被害報告のほとんどはヤマトシロアリによるものです。

この記事では、日本の幅広いエリアに生息するヤマトシロアリの特徴を徹底解説します。後半では、イエシロアリとの見分け方も説明します。

ヤマトシロアリの特徴

日本では20種類以上のシロアリが生息しており、そのうち建物の木材に被害を与えるのは主にヤマトシロアリ・イエシロアリ・カンザイシロアリの3種類です。

ここではヤマトシロアリの特徴を解説します。

日本での被害件数が最も多い

国土交通省補助事業の「シロアリ被害実態調査報告書」によると、ヤマトシロアリの被害件数が最も多いことがわかっています。

シロアリの種類 被害件数 発生割合
ヤマトシロアリ 1,674棟 92.0%
イエシロアリ 140棟 7.7%
カンザイシロアリ 6棟 0.3%

シロアリ被害を受けた家屋1,820棟のうち、1,674棟はヤマトシロアリによるものです。発生割合では、実に92.0%にもおよびます。

  • 調査期間:平成24年12月25日~平成25年3月8日
  • 調査対象エリア:青森県・山形県・山梨県・岡山県・高知県を除く全国

※参照:国土交通省補助事業「シロアリ被害実態調査報告書」

ヤマトシロアリによる被害件数が多い理由としては、日本の幅広いエリアに生息していることが考えられます。

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階級によって役割や特徴が異なる

シロアリは、女王アリや王アリを頂点に階級がわかれています。女王アリと王アリは生殖活動に専念するため、巣から姿を現すことはほとんどありません。

下の階級には職アリ・兵アリ・羽アリがおり、それぞれ役割や特徴はさまざまです。

階級 役割 大きさ
職アリ
  • エサの確保
  • 巣作り
3~4ミリ 全体的に乳白色
兵アリ 外敵から巣を守る 3.5~6ミリ
  • 頭部:茶色
  • 胴体:乳白色
羽アリ 新たな巣を作って繁殖させる 4.5~7.5ミリ 全体的に黒っぽい

【巣の中の90~95%程度】職アリ

巣の中に生息するシロアリのうち、90~95%を占めるのは職アリです。「働きアリ」とも呼ばれており、エサの確保や巣作りなどの役割を担っています。

エサを巣に運ぶ役割があるため、木材をかじって家に被害を与えるのは職アリの仕業です。大きさは3~4ミリで、頭部は丸みを帯びており、胴体の色は全体的に乳白色をしています。

【巣の中の2~3%程度】兵アリ

巣の中に生息しているシロアリのうち、2~3%ほどは兵アリです。主な役割は外敵から巣を守ることなので、基本的に緊急時以外は巣の中で過ごしています。

兵アリの頭部は茶色、胴体の色は職アリと同じ乳白色をしており、職アリよりもサイズが大きめです。

【巣の中の2~3%程度】羽アリ

巣の中にいるシロアリのうち、1~3%は生殖時期を迎えると羽が生えて羽アリに変化します。

羽アリの役割は、別の場所に新たな巣を作ってシロアリを繁殖させることです。おもに4月下旬から5月の日中に発生します。

大きさは4.5~7.5ミリ程度で、職アリや兵アリよりも大きめです。紫外線から身を守るためにメラニン色素を含んでいるため、全体的に黒っぽい色をしています。

日本の多くのエリアに生息する

参照:日本シロアリ対策協会

ヤマトシロアリは北海道の北部を除く日本全国に生息しているため、活動が広範囲におよびます。

比較的寒さに強いため、イエシロアリやアメリカカンザイシロアリが生息しないエリアにも生息しているのも特徴です。

日本でヤマトシロアリによる被害件数が多いのは、生息エリアが幅広いことも影響しています。

4~5月に活動的になる

ヤマトシロアリの活動に適した温度は12~30度で、4~5月に最も活動的になる傾向にあります。

羽アリは4月下旬から5月の昼間に飛び立つため、この時期になると大量発生します。特に、雨上がりの湿度が高い日を好むようです。

また、ヤマトシロアリは気温が6度ほどあれば活動できるため、動きが鈍くなるものの冬場でも活動します。

食い荒らした場所に巣を作る

ヤマトシロアリは湿った木材や段ボールに住みつき、食い荒らした場所にそのまま巣を作る習性があります。

巣内部の湿度を保つために外部から持ち込んだ土を詰めるため、巣の見た目が悪く汚れたように見えます。

ヤマトシロアリが巣を作る場所は、床下や水回りなどです。日光が直接あたらず、湿度が高くエサになる木材が豊富な場所を好みます。

また、柱を叩くと空洞音がしたり床を歩いたときにきしんだりする場合は、中身が食い荒らされて空洞化しており、すでにシロアリが巣を作っている可能性があります。

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イエシロアリとの比較・見分け方

イエシロアリは、主に本州南岸以南の海岸線に沿った暖かいエリアに生息しています。

  ヤマトシロアリ イエシロアリ
巣の中の個体数 10,000~20,000匹 100万匹に達することもある
巣の大きさ 大きいもので直径1メートル以上 分巣を含めて最大半径100メートル以上
巣を作る場所 食い荒らした段ボールや木材の中
  • 本巣:地中
  • 分巣:本巣とエサがある場所との間

イエシロアリは自分で水を運ぶことができるため、建物全体だけでなく、敷地内の樹木や放置した家具が温床になる可能性もあります。

食害のスピードが速く、一度侵入されると被害が大きくなりやすいのも特徴です。

【兵アリ】頭の形が異なる

ヤマトシロアリとイエシロアリの兵アリは、頭の形で見分けられます。

  ヤマトシロアリ イエシロアリ
頭の形 四角形 卵型
胴体の色 灰色がかった白色 灰色がかった白色から透明
翅・眼の有無 無し 無し
サイズ 3.5~6.0ミリ 3.8~6.5ミリ

兵アリの最も見分けやすい特徴は、頭の形です。ヤマトシロアリの頭部は四角形ですが、イエシロアリは卵型です。

胴体の色やサイズは似通っているため、どちらかを見分けるのは難しいでしょう。

【羽アリ】羽の色が異なる

ヤマトシロアリとイエシロアリの羽アリは、羽の色で見分けられます。

  ヤマトシロアリ イエシロアリ
羽の色 黒っぽい 乳白色
胴体の色 全体的に黒っぽい 黄褐色または淡黄色
サイズ 4.5~7.5ミリ 7.4~9.4ミリ
発生時期 4月下旬~5月頃の昼間に飛び立つ 6~7月頃の夕方から夜にかけて飛び立つ

ヤマトシロアリの羽の色は黒っぽく、イエシロアリは乳白色をしています。

このほかに、胴体の色や発生時期などにも違いがあります。胴体の色が全体的に黒っぽいのであれば、ヤマトシロアリの羽アリの可能性が高いでしょう。

また、ヤマトシロアリの羽アリは4月下旬~5月頃の昼間に飛び立つのに対し、イエシロアリの羽アリは6~7月頃の夕方から夜に飛び立ちます。

まとめ

ヤマトシロアリはシロアリの中でも生息エリアが広く、被害件数が多い種類です。一度侵入されると建物全体や敷地内に被害が拡大する恐れがあるため、早めに対処する必要があります。

生息エリア 北海道の北部を除く日本全国
巣の中の個体数 10,000~20,000匹
巣の大きさ 大きいもので直径1メートル以上
巣を作る場所 食い荒らした段ボールや木材の中
羽アリが発生する時期と時間帯 4月下旬~5月頃の昼間

シロアリらしき虫を見つけてもよく観察しなければ見分けが難しいため、不安に感じた場合は専門業者に相談してみてください。
業者の選び方や駆除費用の相場はこちらの記事で詳しく解説しています。