アメリカカンザイシロアリの特徴や発生時期・発生場所をくわしく解説

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日本には、現在20種類以上のシロアリが存在しています。そのなかでも「ヤマトシロアリ」「イエシロアリ」「アメリカカンザイシロアリ」は、家屋の木材を食べる害虫です。

シロアリはその種類によって、生態や見た目、発生時期などが異なります。

この記事では、アメリカカンザイシロアリの特徴や「ヤマトシロアリ」「イエシロアリ」との見分け方について詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

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アメリカカンザイシロアリの特徴

アメリカカンザイシロアリは、メキシコ北部から北米西部、アメリカの太平洋沿岸部に生息しており、もともと日本には存在していなかった外来種のシロアリです。

輸入した木材や家具に付着していたのが日本へ入ってきた経緯とされており、1976年に東京都江戸川区で初めて発見されました。

乾いた木材を食べる

日本に存在するシロアリのなかで家屋に被害を与えるのは、主に「ヤマトシロアリ」「イエシロアリ」「アメリカカンザイシロアリ」の3種類です。

ヤマトシロアリやイエシロアリは、湿った木材を好んで食べます。一方で、アメリカカンザイシロアリは、乾いた木材を好んで食べるのが特徴です。

食害のスピードはヤマトシロアリやイエシロアリよりも遅く、床の軋みやドアの歪みなど、家屋に被害の兆候が現れるまで数年かかるといわれています。

巣の周りに砂粒状のフンを排出する

アメリカカンザイシロアリは、食べた木材の内部に巣を作り生活します。巣の木材の表面には、虫孔(糞孔)と呼ばれる3〜4mmの丸い穴をあけ、フンを排出します。

ンは乾燥した砂粒状で約1mmの俵型です。縦に6本の筋があり、食べた木材の色をしています。

虫孔(糞孔)は1箇所のみのケースや、複数箇所にあるケースなどさまざまです。落ちているフンを見つけた場合は、近くの木材の内部にアメリカカンザイシロアリが生息している可能性が高いでしょう。

他のシロアリよりも駆除が難しい

1つの巣に生息している個体数はシロアリの種類によって異なります。

アメリカカンザイシロアリ 数百〜数万頭
ヤマトシロアリ 数万〜十数万頭
イエシロアリ 数十万〜数百万頭以上

アメリカカンザイシロアリは、ヤマトシロアリやイエシロアリに比べて少ない個体数で生活しています。

個体数が少なく食害スピードも遅いため、アメリカカンザイシロアリが家屋に侵入していることに気づくまで時間がかかります。

そのため、知らぬ間に被害が広がっているというケースが多いようです。

また、ヤマトシロアリやイエシロアリは、蟻道とよばれる土や排泄物でできたトンネルのような道を作り地面から家屋へ侵入するため、蟻道の発見をきっかけにシロアリ被害に気づくことができます。

蟻道を辿った先には巣があるため生息域の特定にも繋がります。

一方で、アメリカカンザイシロアリは食害した木の中に巣を作り、蟻道を作る習性がありません。

屋根裏や2階など、家屋の中に分散して巣を作ることが多いため、生息域の特定がしづらいといえます。

そのため、ヤマトシロアリやイエシロアリに比べてアメリカカンザイシロアリは駆除や予防対策が難しいとされています。

シロアリの種類の見分け方

日本には、20種類以上のシロアリが存在しています。その中から家屋に被害を与えるアメリカカンザイシロアリ、ヤマトシロアリ、イエシロアリの見分け方を解説します。

色や大きさの違い

  アメリカカンザイシロアリ ヤマトシロアリ イエシロアリ
大きさ 成虫:8.0〜11.0mm羽アリ:6.0〜8.0mm 成虫:3.5〜6.0mm羽アリ:4.5〜7.5mm 成虫:7.4〜9.4mm羽アリ:7.4〜9.4mm
体の色 黒褐色頭部が赤褐色 黒褐色背板が黄色 黄褐色背板が黄色
羽の色 褐色 淡い黒色 淡黄色で半透明

成虫の大きさは、ヤマトシロアリが3.5〜6.0mm、イエシロアリが7.4〜9.4mmなのに比べ、アメリカカンザイシロアリは8.0〜11.0mmと大きめです。

ヤマトシロアリとアメリカカンザイシロアリは、どちらも黒褐色をしていますが、アメリカカンザイシロアリは頭部が赤褐色なのが特徴です。

羽アリの群飛時期

羽アリの種類 群飛時期
アメリカカンザイシロアリ 3月〜11月の昼間
ヤマトシロアリ 4月下旬〜5月の昼間
イエシロアリ 5月〜7月の夕方~夜

巣の中が飽和状態になると一部の成虫が羽アリになり、新しい生息地を求め群飛します。なお、群飛の時期や時間帯は種類によって異なります。

日本での生息地

羽アリの種類 主な生息地
アメリカカンザイシロアリ 宮城県から沖縄県まで24都府県以上
ヤマトシロアリ 北海道北部を除く、日本全土
イエシロアリ 千葉県以西の海岸線に沿った温暖な地域南西諸島小笠原諸島

海外から輸入された家具を購入した際に、アメリカカンザイシロアリが潜んでいる可能性があるので、現時点で生息が確認されていない地域でも注意が必要です。

まとめ

現在は、宮城県から沖縄県まで24都府県以上で見つかっており、生息域を年々拡大しています。見た目は全体的に黒っぽい色をしており、頭部は赤褐色なのが特徴的です。

アメリカカンザイシロアリは、名前に「カンザイ(乾材)」と入っている通り、乾いた木材を好んで食べます。

ヤマトシロアリやイエシロアリに比べて食害のスピードは遅いですが、屋根裏や2階など、被害箇所が広範囲に及ぶことがあります。

自身でシロアリの巣を見つけるのは難しいため、家の中で不審な点に気づいた場合は、一度シロアリ駆除の専門業者に相談してみましょう。

専門業者の選び方や詳しい費用についてはこちらの記事で解説しています。

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