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■ はじめに|ペットの“違和感”、見逃していませんか?
「最近、うちの犬が同じ場所の床ばかりクンクンしてる」
「猫が急にビクッとして走り出すことが増えた」
そんな行動、何となく気になったことはありませんか?
実はそれ、床下に何らかの異変が起きているサインかもしれません。
人間には聞こえない“かすかな音”や、床の下からのにおいを、ペットは先に感じ取っていることがあるのです。
■ なぜペットが気づくのか?その理由
犬や猫は、私たち人間よりもはるかに優れた嗅覚と聴覚を持っています。
✔ 犬の嗅覚は人の1万〜100万倍
微かなカビ臭、湿気、異物のにおいを察知する能力があります。
✔ 猫や犬は人間が聞き取れない高周波の音も感じ取る
床の裏で物音がしている、木材が軋む音、何かが動く音──
私たちには聞こえなくても、彼らには「気になる異音」に映っているのかもしれません。
■ よくあるペットの“異変行動”チェックリスト
以下のような様子があれば、一度床下の点検をおすすめします。
- 同じ場所の床を執拗ににおう・掘ろうとする
- 突然床から飛びのくような仕草をする
- その部屋・スペースを避けるようになる
- 夜間に床の一点をじっと見つめている
- 鳴く、吠えるなどの反応がいつもと違う
こうした行動には理由がある可能性が高いです。
「なんか変だな」と思ったら、それが一番のサインです。
■ 実際にあった事例
「犬が玄関の隅ばかりにおっていたので不思議に思い、点検してもらったところ、床下の一部に異常が見つかり、早期の処置ができた」
(愛知県・30代主婦)
「猫がある部屋を避けるようになり不安で相談。調査で湿気と構造材の腐食が進んでいるのが判明。結果的にリフォーム費用を大きく抑えられた」
(神奈川県・60代男性)
■ 床下で起こっているかもしれない
ペットが察知している“気になる床下”には、以下のようなリスクが潜んでいることがあります。
- 湿気による腐食・カビの発生
- 害虫・害獣の侵入(シロアリ・ネズミなど)
- 構造材のきしみや破損音
- 排水管の劣化や漏れによる臭い
特に春〜初夏にかけては、こうした問題が一気に進行するタイミング。
早めの発見・対処が、後々の出費や修繕を最小限に抑えてくれます。
■ 何をすればいいのか?今すぐできる対策
✅ 1. ペットの行動をよく観察する
変化や異常が続いていれば、写真や動画に残しておくと便利です。
✅ 2. 自分で床下のにおいや沈みをチェック
床がふわっと沈む/湿っている場所があるか確認しましょう。
✅ 3. 無料点検を依頼する
地域の専門業者に依頼すれば、多くが「無料点検」+「写真付き報告」を提供してくれます。
ペットの“気になる行動”には理由があるかも
ペットは、私たちが気づきにくい音やにおいの変化に敏感です。
床をにおったり、特定の場所を避けたりする行動には、住まいの異常を知らせるヒントが隠れているかもしれません。
「いつもと違うな」と思ったら、まずは一度点検してみることをおすすめします。
早めの確認が、家と家族を守るための第一歩になります。
この記事の監修者

犬飼 章博
- 2015年 最年少で豊橋支店長就任
- 2021年 本社支店長就任
- 2023年4月より愛知県しろあり対策協会理事
住宅のシロアリ調査から始まり、その他の様々な害虫対策や防水・断熱といったリフォーム工事全般を経験してまいりました。調査実績は延べ数千件以上。
本社の支店長になっても現場が好きで、今も前線で活動しております。
疲れた体を癒すため、趣味は温泉巡りです。
- 資格
- しろあり防除士
- 一級建物アドバイザー